新着情報

風性常住Vol.22 BCP(感染対策)を策定することは有効だった・・ようです

2024年08月17日

 この夏、グループホーム内ではコロナクラスターが発生する事態でした。幸いなことに、6人の陽性となった入居者の方々は、重症化することなく、沈静化しました。何よりなのは、3人の方々を、陽性とさせずにすんだことです。

この場で、BCP策定を義務とした国の方針の“悪口”を散々述べて来ましたが、昨年度、当ホームで策定した「BCP感染対策」が功を奏したと言えます。2年前にコロナクラスターが発生した際、スタッフ5人の感染が判明しました。それを考えると、今回のクラスターへの対策は、万全ではないかもしれませんが、成果があったと言えると思います。陽性となった入居者への介護に入ったにも関わらず、スタッフの感染を防ぐことができたからです。

何よりもスタッフの“二重マスク”は有効だったと思います。

陽性の入居者の居室の入れ替え・・入居者は居室での療養・・終日換気する・・パーテーションで他の入居者と接触させない・・介護に入ったスタッフは、ガウン、グローブ、マスクはすぐに廃棄・・食器も廃棄・・陽性者と陰性の方のトイレ、洗面所など全て別・・アルコール、希釈塩素液で消毒・・思い出すだけで、緊張します。

BCP策定を義務付けた“お国”の皆さん、あなた方の対策、まずは有効でした。(原口洋子)